常識と変化の使いどころをジャイロボールから考える

 

今回は野球の話です。

ジャイロボールというボールをご存知でしょうか。
野球をしている人は一度は聞いたことがあるかもしれません。
では三振させるためにこのボールを利用することが好ましいのでしょうか。

アニメで取り上げられた内容です。

MAJOR - Wikipedia

 

アニメの話で実物ではありえないと考えている人がいらっしゃるかもしれません。

私は、中学から高校にかけて情報収集をして実際に投げれるようになりました。
回転軸と空気抵抗などの物理的な要素という視点からジャイロボールが存在しているという前提になります。

空気抵抗や実際にどのようにしてリリースするのかなど色々と試作したのですが、それは次回に記述します。

ジャイロボールについてのイメージは、動画を確認してみてください。
私の言葉より理解しやすいイメージだと考えています。

 

www.youtube.com

 

バックスピンのストレートを普通のストレートとここでは考えているのでその前提で考えていただけると幸いです。

高校まで、ジャイロボールはストレートという認識でした。
大学で、「ジャイロボールは変化球」という言葉を聞いてから認識を変えました。

情報収集でアニメの影響が強かった私の前提知識の問題かもしれませんが、
ストレート自体も様々なものがあります。

落ちるものやアンダースローの人が投げる浮くように感じるものまで様々です。

回転数が少ないものや、ツーシーム気味に変化するものを利用しているものなど様々です。
自分が所持している情報により普通を形成しているということを把握する機会だったとも言えます。

ジャイロボールを普通のストレートのように見せることのメリットは、相手のストレートの概念とイメージを利用して打ち取ることになります。

ジャイロボールの特徴は、バックスピンのストレートよりも空気抵抗を受けにくく、振り遅れることが多くなります。

バッターが何百回も練習て刻み込んだストレートのイメージと体験を狂わすことが目的です。
しかし、バッターも慣れてくるので終盤になるとリードの問題になり、慣れたことを利用することが重要になります。
ジャイロボールもバッターが打てない魔球ではないということです。

再現性のあるボールでなければバッターを打ち取ることに利用しにくくなり、再現性のあるボールはバッターも認知能力で学習することができます。
ナックルのように、空気抵抗とボールの縫い目を利用するのであればボールのリーリースする瞬間に放たれるボールをみることのできる視力と、空気抵抗をどのように計算して打つのか把握できる能力が必要になりますが、それは現実的に難しいでしょう。

ジャイロボールもリリースのポイントがずれるとシュートやカットボールと同じような状態で変化しますが、安定してコントロールすることは変化球になるでしょう。

ストレートという言葉の概念ですが、それをどのように把握しているかを利用することで私たちは、戦略に利用することができます。

 

羽柴秀吉備中高松城の戦いのように、相手の常識を覆すことを戦略にして勝利した武将は多く存在しますが、相手の常識を前提にしているものは多くあります。

しかし、自分自身の常識について確認し、それを変化させることができていれば奇襲には対処することができます。
それでも、常識は変化しても現状を維持することを好むというのも人の条件と見ることができます。

「常識は変化するもの」と「常識を変化させる」には大きな隔たりがあるということになりますが、それであれば、感情で対処する部分と自分の行動を物理的な概念で把握することが必要なのかもしれません。

では、「感情で対処する部分」と「自分の行動を物理的な概念」とはどのようなことでしょうか。


ストレートの概念が複数あるとすれば、「感情で対処する部分」と「自分の行動についての物理的な概念」も人の数ほどあります。

どのように定義してそれを応用し使うのかという目的が重要です。
それは変化球も同じで三振を取るためにジャイロボールを使うのか、スローカーブで三振を取るためにジャイロボールに使うのか、という使い所の問題なのかもしれません。

 

それは、サッカーやバスケットなども同じで攻撃のリズムなどにも規則性や練習で刻まれたパターンが存在します。

スポーツのゲーム型によりますが、自分が持っている常識と相手の持っている常識の比較の利用について考えてみる機会になれば幸いです。