スポーツニュースとプレースキルの向上

ニュースのスポーツコーナーで元トップ選手が解説をしていることは多くの番組で見かける。
過去に活躍していた選手を見たくて見ている人もいるかもしれない。

最近の内容は、誰にでもわかりやすいようにしようという工夫が感じれるものが多い。
人気スポーツのサッカーや野球などについては、あまり詳しくない人でもわかるように解説している。

中には、とても技術的なものについても取り上げているものもあり、初心者にはわかりにくいだろうなと感じるものもある。

それを感じたのが、水泳の内容だった。
背泳ぎの選手について解説していたのだが、バタ足の位置が比較した選手よりも水面付近になっているという内容だった。
そのために他の選手よりも体が水面上に出てきていた。

結論からすると水面付近に体を浮かせることができるように泳げると速くなるということになる。
だが、これを方法論として真似ることは可能なのだろうか。

比較内容は、筋力レベル・泳法・骨格・パフォーマンス中におけるペース調整のメンタル状況などが考えられる。
筋力だけで言っても体幹を含めた泳いでる途中の姿勢維持から、筋持久レベルの強度など様々な内容が挙げられる。
難しいのは、スポーツニュースだけを見た時に水面付近でバタ足を意識することで背泳ぎのスピードが上がるという解釈をしてしまいやすいということだ。
最初に述べておくが、スポーツニュースで少し複雑な運動のコツを紹介することが問題とは考えていない。

スポーツの見る側が多面的に考えることがポイントで向上における要因は様々に考えることができる。
もちろん、1つのポイントの改善によって異なった複数の悪かった点が改善されるということもある。
この場合把握しておく必要があるのが、改善される前と改善した後においての比較が必要になる。
水面付近におけるバタ足による意識によって、自分のフォームや筋力にどのような変化が発生したのかを把握するのだ。
それが今後の課題の把握につながるだろう。

私たちの注意できるリソースは限られているため、無意識に運動動作を行えるようになるまで気の遠くなるような修正作業が発生するかもしれない。
認知的なレベルで考えるといかにして、社会的認知から物理的な思考に変化できるかにある。
スポーツのニュースでは、有名な選手が多いことから欲求、期待、価値、態度などよって伝える側の過去に影響される面もある。
つまり、「何を言っているか」よりも「誰が言っているのか」が重視されやすくなってしまっている。
もちろん結果を残している選手であるため、期待できるアドバイスも多い。
ただ、有名選手の言葉を自分にとって有効なものにするためには、自分の体験で結果になったことと比較して、向上するための材料にしてくことが必要になる。
有名な選手の言葉を解釈することによって、自己の言葉の概念の意味と照合し理解する。
理解した内容を自分にとって有効な運動動作のイメージへと変換していくことになる。
だが有名なスポーツ選手の言葉も使い方次第ではただの言葉にもなってしまう。

スポーツのニュースの解釈は楽しめれば良いという人からちゃんとした解説までしてほしいという人まで様々だ。
事実だけを伝えるニュースにはそれなりの役割がある。
日本のニュースがスポーツにおいて詳しくなっているのはそれだけニーズがあるからで、それが文化的な部分で根付いているからだろう。
スポーツのコンテンツ消費者が言葉の概念理解をより具体的なプレーの楽しみ方をすることで10代の選手の意識も変化するのだとしたら、新しいプレー向上の関与となるのかもしれない。


以上、スポーツニュースの解説への解釈について考えたことでした。