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言葉の概念の違い。(ストーリー編)

言葉の概念の違い色々ば場所で起きています。

野球のバッティングのケース。


ここは、軟式野球チームの練習をしている場面です。
フリー打撃をしている途中になります。
さて以下のやり取りがあったとして考えてみましょう。

 

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カキーン(打球音)

監督「ストップ、Aのスウィングは下から出ていることが悪い。レベルスウィングするんだ。」

選手A「はい。こうですか?」
(スウィング軌道が地面と水平になるようにスウィングしてみる。)

監督「そうそれだ。」

監督「おい。BのスウィングはもっとダウンスウィングにしないとAよりも下からバットが出ているぞ。」

選手B「はい。」スウィングを修正してみる。
監督「OK

選手A(自分にはレベルスウィングでいいって言ってたけれどBにはダウンスウィングにってどうなっているんだ?)
(というか「プロの選手Cを真似をしろ」って監督は言って真似したのにどうしてレベルスウィングにされたんだ?
プロの選手でヒット打っている打撃ホームは、下から出ているスウィングだったけれどなぁ。
まぁレベルスウィングにしていれば、何も言われないし問題ないからいいか。)
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さて、問題なのはどうして「プロの選手Cを真似をしろ」と言っていた監督はAにはレベルスウィングのアドバイスをして、
Bにはダウンスウィングのアドバイスをしたのでしょうか。

監督がイメージしていたプロの選手Cのスウィングというのは、レベルスウィングだったということになるのでしょう。
ですが、選手Aは下からバットを出していたと指摘されました。

イメージや印象は個人によって異なります。
それを、自分の身体で再現するとなるとさらにイメージとのズレが生じます。
これによって、「プロの選手Cの真似をしたスウィング」ということは個人個人で意味が違ってきます。
つまり、監督・選手A・選手Bのそれぞれが考えるイメージと意味が異なってくるのです。


伝言ゲームで最後の最初の人と最後の人で言っている内容が異なることに似ています。

言葉の意味の解釈のズレと運動することにおけるズレが重なり、自分が実際に行うスウィングは、プロの選手Cの真似というよりもほぼ完全なオリジナルとなります。

監督は、イメージのズレがないようにプロの選手Cの動画を見せて指導しました。
(注意※プロの選手Cのスウィングのイメージは動画を参考にして共有化しているので個人個人のズレはないものとします。)

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(練習後)
選手B「監督、どうして同じプロの選手Cを真似したのに、Aと違ったことをさせたのですか?」
選手A「そう、それ自分も思いました。」

監督「それは、2人がプロの選手Cの真似をできてなかったから。
そもそも、選手にはレベルスウィングの参考にして欲しかったからね。」

選手B「じゃあ同じように、アドバイスすればよかったのではないですか?」
監督「二人のスウィングには差があったからだよ。下からスウィングしていると言っても違う下からのスウィングだったから。
Aはレベルスウィングの意識程度で丁度よかったけれども、Bはダウンスウィングで丁度よかったってことさ。」

「二人がイメージしているダウンスウィングもレベルスウィングも違うってことを覚えておいてほしい。」

選手A選手B「どういうことですか?」

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少しだけ、応用になります。
先ほど述べていたように、「プロの選手Cのスウィング」は個人でイメージが異なります。
動画を見せて修正したので、「プロの選手Cのスウィング」の差はなくなったかもしれませんが、ダウンスウィングやレベルスウィングは、イメージの共有をしていなかったために、差が生じています。
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監督「レベルスウィングでも2人がイメージしているものは違う内容だよね。」

選手A・B「?』

監督「あーわかった。レベルスウィングをしてみてって言っても2人とも同じスウィングはしないよね。
それぞれが思い思いのレベルスウィングをするはず。」
レベルスウィングでイメージする選手って誰かいる?」

選手A「プロ野球選手のD選手です。」
選手B「プロ野球選手のE選手です。」
監督「というようにイメージしているものが違うのであれば、スウィングも若干違ってきて当たり前だよね。
これはダウンスウィングも同じ。だから、ちょうど2人が打つためのスウィングになるようにアドバイスするにはどのスウィングがいいかって考えて違うことを伝えたのさ。わかったかな」

選手A・B「はい。」

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予想以上に物分かりのいい選手達ということは置いてといて、
言葉の意味はスポーツの指導でも重要です。
国語は思った以上に重要なのかもしれませんね。

以上、言葉の違いについて考えたケースシミュレーションでした。