型と結果からのフィードバック

以前述べたことがあるが、指導されたことのフォームの継続期間はどこまでか?ということを考えてみたい。
これは最終的に個人の選択に委ねられる。
しかし、その選択する場面において考えることが必要になるため細かく考慮してみようと思う。

スポーツで何かを教わるとき(新しい運動を獲得するとき)、型のようなモデルがあり真似をすることが多い。
真似をしてできる選手とできない選手がいる。

このとき、どの程度まで教わったことを継続するかということになる。
教えられた型を真似をしてできない場合の考えられるカテゴリーは以下になる。

・型を真似できる筋力レベルに達していない
・運動獲得に癖があり真似できない
・真似していることが間違っている
・プレーの場面で心理的な負荷がかかり型を真似できていない

上記の考えられる点について考慮してみよう。
(例は全て野球のものとする)
ここで述べている真似というものは、運動を真似て望んだ結果を得ることを指し示し完全な真似をすることではないこととする。

・型を真似できる筋力レベルに達していない
バッティングでバットを触れていない状態。(バットを振った時で体が意図しない動きになってしまう)
解決策として継続的なトレーニングをオススメする。

・運動獲得に癖があり真似できない
バッティングでスウィングが波をうっているような状態などが言える。
バットを内から出すことができずにドアースウィングになっているような状態でもある。
バッティングの運動に癖があり、それが真似する型を邪魔している。
なめらかにスウィングできるように運動獲得する必要がある。

・真似していることが間違っている
自分で意識している運動が型と微妙に違っているために、真似ができない状態。
フィードバックの方法を変化させて、運動獲得のコツを理解する必要があるだろう。

・プレーの場面で心理的な負荷がかかり型を真似できていない
人物や試合の場面などの影響で緊張などすることで普段のプレーができず真似ができないということ。


筋力レベルに達していない場合は、自分で目標を作り達成してから真似するフェーズとなる。
運動に癖がある場合は、癖を改善する必要がある。
真似していることが間違っていることは気がつくように他者からフィードバックしてもらうことが効果的だ。
心理的に影響している場合は自分で方法論を考える必要があるだろう。
例えば、試合に両親が来ると緊張して打てなくなるのであれば、ピッチャーの足元を見ることでタイミングを計り緊張しないということなどだ。

さて、ここから指導されたことのフォームの継続期間について考えてみる。
考えられる4つのカテゴリーが解消されていれば型を真似てもある程度の結果を得られるだろう。
もし、それでも難しく型を真似をして望んだ結果が得られない場合は結果からフィードバックをしていくことに変化させた方が好ましいだろう。
真似るものを違うものするということだ。

ただしコンセンサスが必要になる。
アドバイスをもらった人を納得させる練習の継続期間があってこそできる変化だろう。
これは言われたことを聞かないことではなく、人の行動特性に合った指導方法を考慮した方が良いケースだ。
真似することの検証フェーズを終えて、フィードバックした時に好ましくなかったと判断することになる。
真似することの継続期間は、以前の成功した体験をもとにしてもいいだろう。
前回真似て打てた時は二週間で結果になったが今回は一ヶ月経っても結果にならなかった場合判断するベースは二週間から一ヶ月になる。
参考にするのは、知識や他者の経験、自身の経験になる。

ここで理解してもらいたいのは、アドバイスする人は相手にとって好ましい変化が訪れると考えている。
お互いにコンセンサスがあった上で、結果からのフィードバックを受け入れ次の変化する(今までとは違うプレーの真似をする)フェーズへ移ることが好ましいだろう。

変化するまでに必要なスパン(期間)は、数値は個人差があり明確にするには難しい。
そして、個人の選択に責任が委ねられることになる。
選択することは自分の過去や直近に見聞きしたことに委ねられる。
代表性ヒューリスティックの影響も大きく、第3者の視点で考えらるフローもしくは機関が必要になってくる。
次回は、この点について深く考えてみようと思う。